おとなのせきにん

やる気を振り絞って部屋を片付ける。
足元のゴミを捨てるところは良いのだが、もうCDがおさまらないゆえ、これ以上CDを収納するには押し入れに捻じ込まれた粗大ごみの類をバカスカ処分し、本棚を分解する覚悟で本を売り払わなければならない。
たまらんよ、これは。地道だ。まともな生活環境に戻す作業なのに地道だ。はぁ。その間どれくらいの人間を待たせているのだろうなどと憂いているが、さほど待たせてはいないのだった。