パブロ・カザルス、またはロイ・エルドリッジのワウペダル

アンビエントよりSP盤の音源が落ち着く昨今
10kHzより上はガタ落ちのローファイ、ものによっては録音、テープや盤質によるワウフラッターやノイズの塊でしかない、その向こうに残された溶けるようなハーモニー。または強烈な(そしてセピア色となりBGMとして無視されている)スウィング衝動。室内楽も素晴らしい。もやがかかったドビュッシーの映像。カザルスの息遣い。嗚呼、安らぎはここにある。