John Mayer Trio / Try! John Mayer Trio Live in Concert

内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ジョン・メイヤー・トリオの面白いところは若くしてグラミー受賞のサクセス・ロードを迂回してまでも、ここ最近は自らすすんで多くの先達(=クラプトンからハービー・ハンコックまで多数)の懐へと飛び込み、ギターの腕もマジでアピールしながらの、切磋琢磨を今は重要と考えている点にあるのだろう。そして、ツナミ・チャリティとグラミー授賞式で組んだスティーヴ・ジョーダン(ds:今は自身のユニット、ヴァーブスでも話題)とピノ・パラディーノ(b)のパワー・トリオでそのままツアーにも出た際の、束の間の貴重な記録となるのが、2005年9月のシカゴ“ハウス・オブ・ブルース”でのホットでファンキーでギター・ロックの醍醐味にもあふれる今ここでのものというわけだ。ジミ・ヘンドリックスをメイヤー流に解釈した(3)に象徴的なロック/ソウル/ブルース遺産のフレッシュな継承プレイはタイトル通りの意味を成す「トライ」に終わるまでの間、実にひたむきで、借りものでないことの実感もある。 (会田裕之) --- 2006年01月号

The Whoの再結成での故John Entwistleの代役からD’Angeloでの?uestloveとのモッタモタに絡んだリズムまで何でもこなすセッション・ベーシストPino Palladinoを辿って辿り着いたよJohn Mayer。アイドルとしてのジョン・メイヤーは知らん。
カッチョイイ、ブルース・ロック・トリオ。やれJimi HendrixだやれStevie Ray Vaughanだと例える人ばかりだけれども、これCharじゃね*1?"Band Of Gypsys","S.R.V. Double Trouble"じゃなくてPink Cloudなんじゃね?
ピノは音量も音数も一歩後ろに引いてる感じはあるけど肝心な部分は外さないのは流石。
Ray CharlesのカヴァーM-8(I Got A Woman)がカッコ良いので良し。I Got A WomanをKanye Westのサンプリング*2から知ったんだけどね。
M-2(Good Love Is On The Way)でSteve Jordanのドラムがメッチャハネてるの何で?


John Mayer Trio - I Got A Woman - 11/23/05

*1:アイドル的なポジションに置かれていたということも含めて

*2:Golddigger