飛び出せず青春

「もう青臭い悩みに振り回されるのはウンザリだ!俺は退屈な日常から飛び出してやる!」
「おい、よせ早まるな!ここが七階なのわかってるのか!」
「うっせぇ!誰にも止められやしねぇ!俺は自由だ!」
どうしようもなく青臭い脚本を読み返し、溜め息をつき、それからユキヒロは自分を呪った。