狼は生きろ、豚は死ね。

アプレゲール犯罪だとか、ひろゆきの訴訟と差し押さえだとか、そういう話を読んだり、
この恐らく世界で一番治安の良い国ですら年に百人くらい身元の特定できない遺体が出てくることが各県警のサイトから確認できたり、
地元で起きた殺人事件の犯人の手がかりが腕時計しかなくて未解決のまま捜索の看板だけが立てられていたり、
そういった話を見聞きする度に善悪だの行政や司法というものがいかに非絶対的であり、揺らぐものであり、ザルであるということが伝わってきて誠に残念な思いをするのであります。仁徳に溢れ、義を重んじ、人はみな善性を持って生まれてくる。そうあれかし。戦争のない平和な世界を願って武器を捨てた人間を片っ端から殺して犯して略奪して奴隷に貶めることは容易いのです。
改めてそういった実感が増すに連れて、この世の中が素晴らしくスリリングで魅力的な世界であり、そこでのし上がるだけの器量の伴わない自分に気づかされるのです。嫌ですね。