天才だった頃の俺にまた連れてって

天才という言葉にひっかかるものを覚える。
いや、天才という言葉の奥に絶対的、普遍的、イデアのような「良さ」「素晴らしさ」を前提としたような使い方に違和感を覚える。
100m走ならタイムこそがすべてかもしれない。9秒台で走る人間を天才と呼ぶことにさほど違和感を覚えない。
少しだけあるが。
走るトレーニングをしたからこそ9秒台で走れるのであって。天才という言葉にどこか、努力をせずにという意味合いが含まれていると感じるからかもしれない。
geniusやgiftedなら違和感はない。sence、感性というのも納得がいく。
天才という言葉の後天的な要素を不要とするような響きに違和感があるのだ。
いまいち好きになれない単語だ。