編曲がグルーブの生殺与奪を70%握っている

そもそも、アレンジのかなりの部分を決めるのって機材なんですよ。シンセが出てきたらそれがトレンドになり、ROLAND TR-808がトレンドだった時代があったり、今だったらコンピューターで切り貼りして作るのとかがあるでしょ?で、編曲っていうのはポピュラー・ミュージックのグルーブの生殺与奪を70%くらい握ってるんだよね。だから機材を変えアナログを変えて時代に対応していくしかない。“アナログが最高”とか言っていても、どうにもならない部分があるんだ。アナログ・テープもいずれ生産中止になるだろうし。
山下達郎インタビュー - サウンド&レコーディング・マガジン 2005年10月号