新譜買ってないなと思ったの

新譜というものを買う気がさらさら起きないし、実際買っていない。
まだまだいくら掘り返しても過去の名盤が出てくるからだ。
新譜は高い。ハズレもつかまされる。別段新しい音楽に出会えることもない。滅多にない。なんだ新譜って。なんのためにあるんだ。どうして過去の名盤より圧倒的に高いんだ。
ここで邦楽高ぇよ問題と混同し始めるので一旦避ける。


未知のものにワクワクする感覚は存在する。
そこでレコード会社に無理矢理作らされた工業製品のように生み出される新譜は今までの焼き増しであり、新しいものにはなかなか出会えない。無論きちんと追って掘り下げていけば面白い場所や音楽を見つけられるはずだ。しかしながら経済面、時間的、情報的コストパフォーマンスとして自分の漁っていない領域の旧譜の方が圧倒的に良いのである。
第二に、流行を追いかける行為そのものに価値を見出すスノッブ感が嫌いだ。全体的にだけれど、特に感じるのはUKガラージの血をひくベースラインミュージック。あの流行を追う感じはモッズの感性だ。モッズの嫌いな側面。スーツの袖や襟の丈や仕上げを変えるのと同じだ。


新譜買ってねぇなと思って書き始めたらまた見えない敵に向かってヘイトを吐き出していた。新譜安くなれ。腐敗した音楽産業滅びろ。