ゴーストタウン

感性と神経を削げる限り削いで、俗でせせこましい人間として安寧な人生を送る。それを羨んだことは幾度となくある。それを嘲笑ったことはもはや数え切れない。
そんなところに紛れていたら気が狂ってしまうのは高校までで嫌というほど味わった。常識という名の冊の内側で暮らすのはさぞかし安全で退屈だろう。ノーを突きつける。あえて言うお前らとは違うと。