人は思いを委ねて

別れを告げてきた。
僕がどれくらい彼をわかってあげられたのか、今となってはわからないし、もういない人間に対するエゴにしか過ぎないかもしれない。
けじめをつけてきた。
流した涙が何のせいなのか、何のためなのか、色んな物が混ざりすぎでわからなかった。ただ、式が終わると雨は止んで陽がさしていた。