ブルーデヴィルと私

どうしようもないブルーというのはどんな時だってふらっと現れるものだ。鬱蒼という色。そうしたものをまとい、内省的な音楽の中でわずかな現実逃避を行い、それが終わる頃現実はより酷いものへと姿を変える。今流行りのチェンジという奴だ。
私は、阿片のようなものが欲しい。現の輪郭をにじませ、人格の輪郭もまた破壊してしまう。きっと私は助からないだろう。あと100年のうちに鬼籍に入るつもりだ。