ニャロメのイデアについて

電柱に悪ガキがスプレーで書いたであろう絵を見て、僕はそれがニャロメの絵であることを認識した。
なぜあんな液ダレのした妙ちくりんな絵をニャロメであると認識できたのだろう?
この世界のどこかに、我々人間の共通意識として完璧なニャロメが存在し、そのニャロメとの共通する点を見て落書きをニャロメと認識したのだろう。
そこで私はその完璧なニャロメ、即ち赤塚不二夫イデアと呼ぶことにした。