学校を出よう!

年の近い人間同士というのは非常に面倒だ。周りの人間がおしなべて幼いから。小学生の時からずっと思ってるのさ。
しかしそう思う自分(小学生から現在まで総ての時間軸において)もまた幼いのであり、ぶつかり合う、もしくは刺が刺さり合うことによって丸くなる、または痛みを知るのである。
途中から学校という子供を押し込める施設の精神面育成のメカニズムを薄々理解し始めたが、仕組みを理解したところで突如他人から与えられる理不尽な痛みを避けることはできないし、痛みによる成長、抗体を得ることはできない。
なので私は人生において注射される前の恐怖を常に味わっているのである。
そして学校という痛みの訓練を抜け出せばそんな世界と別れることができるか、と言えばそんなことはなく社会の縮図である学校から実寸大の社会に触れるわけである。希望的な観測ならそれはマナーをわきまえた社会的精神的「大人」のいる場所、絶望的な話としては体は大人頭脳は子供のワンダーランドである。
学校よりはマシなはずさ。