モーニング娘。 / ベスト!モーニング娘。1

えー、リアルタイムでは毛嫌いしていたのでメンバーもロクに言えませんが、モーニング娘が加速して最高速度で走っていた辺りまでのベスト盤。2001年に出たものですね。クレジットを見るとなかなか面白い突っ込みどころがあって二倍楽しいです。
まず、真夏の光線とI WISHのアレンジャーが河野伸。もうハロプロの編曲の河野伸と言った方が伝わりやすいかもしれないけれどSpank Happy河野伸真夏の光線村田陽一がいるぐらいはまぁいるだろうなと思ったけれど、I WISHのパーカッションが三沢泉(坪口昌恭の奥さんでもありますね)。三沢さんこういう仕事してたんすね…。
サマーナイトタウンに大儀見元。これもまぁ、いるだろうな。
Memory 青春の光はNYレコーディングで、ベースがウィル・リー。SMAPにもモー娘。にもいる男、ウィル・リー。
前嶋康明アレンジの曲はドラムがかなり909してる。完全にドライではないけど原型は909。90年代のポップスはまだTR-909の音でいけたんですねー。
大きなブレイクスルーを果たしたLOVEマシーンから編曲がダンス☆マンザ・バンドマンに。カンペキなディスコ調、生アンサンブル。時代のせいなのか機材のせいなのか、小室系の曲はスカスカした時代を感じさせるけれどつんく系の曲に違和感を覚えないのはダンス☆マンが生だったからかもしれない。
まぁそんなことよりザ・バンドマンのDJであるDJ.ICHIRO=ピストン西沢で、HMV渋谷店から平日夕方J-WAVEの電波に載せてマッシュアップしてるあのデブことピストン西沢のスクラッチ音を僕らは聴いて育っていたのだという驚き。これが一番笑った。あとWATA-BOOが渡部チェルなのも知らなかった。渡部チェルもいたるところで名前を見過ぎてわからん。
あとはまぁ、Pro Tools以前の音程。実際普及し始めてはいたのだろうけどAuto-Tuneやmelodyneが実用されるようになったのはいつ頃からなんでしょうね。
あとは、つんくが良い曲書く上に作詞も全部こなして人間じゃねぇな。


などとうっかり書くと慶應モー研を筆頭とした全国30億人の熱狂的ハロプロファンたちに袋叩きにされた後熱い抱擁を受けてしまうかもしれません。