神よ神よ我を見捨てたもうたか

DSの電池が切れるときに限って備え付けの本がなくて大変時間を持て余す。私に読みかけの本が何冊あると思うのだね。白痴、たったひとつの冴えたやりかた、われはロボット、アヴァン・ミュージック・ガイド、ルーツロックレゲエ・クロニクル、エトセトラ、エトセトラ。エトセトラというのはラテン語なのだよ。日本人はまったくラテン語と関係がないね。ラテン語族とは関わるけれど、ギムナジウムラテン語と神学を学んだりはしないだろう。神学、実にロマンティックな言葉だ。神について学ぶのだよ、神について。僕は野蛮な呪術信仰の国日本で育ち、クリスマスを祝い、正月には祖父の仏壇に手を合わせた後神棚に拍手をする人間である。
神なんてのはね、弱い人間がすがるために生み出したんだよ。僕は強いからそんなものは信じず打ちのめされ、気付いた頃には又吉イエスを崇拝しているでしょう。


八百万の神というのは素晴らしい発想だと思うのだけれどね。