米倉けんご / 淫笑う看護婦
- 作者: 米倉けんご
- 出版社/メーカー: コアマガジン
- 発売日: 2005/12/19
- メディア: コミック
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エロマンガで短編なのにキャラが立ってるんだよね。タイトル作の淫笑う看護婦の主人公の少年(まさに少年!)、絵に描いたような(絵に描いてある)ドS看護婦、それを覗き見する爺さん、鬼畜っぽいリーマン、全身包帯で学ランの高校生の三人組。で、前編は看護婦×少年のアレがアレなのが後編になると覗き見三人組が乱入して少年×看護婦になるんだけど、ここのSとMの逆転、Sとしてツッパってた側の人間が脆く崩れ落ちて受け攻めが逆転する瞬間の描写がもう、「攻めと受け」「SとM」の美学はまさにこれだと言わんばかりの、えー僕がたまごまごごはんだったらここでスキャンしてページをうpするんですが、僕はたまごまご氏じゃないのでしません。
本全体としてはムリしてロリキャラ描こうとしたり年下女を描こうと試行錯誤(迷走)して上手くいってない作品も多いので前読んだピンクスナイパーと比べるとちょっと微妙。それでも圧倒的画力、エロ描写、キャラ立ちは素晴らしい。
「淫笑う看護婦」のリーマン、「センパイ、ちょっと変。」の高倉先輩みたいな短髪キツネ目で人間として一線越えてるような危ない男やら「図書室の恋」の宮本、「やめてよ!お兄ちゃん」の兄みたいな挙動不審社会不適合男などなど、男のキャラ付けもイチイチ上手いんだよなぁ。