2/23(土) 現代芸術研究会presents, Lab. vol.1 "kontakte"


デジタル処理されたCD・mp3などを音楽媒体として扱い、劣化する過去の記憶の参照ではなく、アーカイブとして冷凍保存された情報にアクセスするようになった現在。その時代に育ち、また生きている現在20代前後の私達が「どのように感じ、どのように表現するのか」。現代芸術研究会は、この新しい感性をドキュメントするべく活動する学生団体です。

 "Lab."では、私達が共感する数々のアーティストを招き共演することにより、新しい感性を伝え、相互反応を起こすことを目指します。

 第一回である今回のテーマは「電子音楽」です。奇しくもテルハーモニウムの発明から1世紀、そしてシュトックハウゼンの訃報という電子音楽においての大きな節目を迎えた2007年度。様々なプロセスを経て変節される楽器の音、あるいは回路の集積たるコンピューターがどのように音に関わるのかといったパフォーマンスを通じて、電子音楽の現在を探ります。


2/23(土) 三軒茶屋グレープフルーツムーン (http://www.grapefruit-moon.com/)
18:00open 18:30start
charge : 1,500yen+1drink order


出演:
・スープと雲
 テキーラを麦茶のようになみなみと注いで、血中アルコール濃度が限りなく高くなったあの日、世界は回転を始めた。一秒間が2万秒のように感じられ、しかしそれは同時に一秒間であるので、景色は高速に停滞して動いている。嘔吐物を撒き散らした後、ただ気持ち悪さだけが感じられ、自分が起きているのか寝ているのかわからない状況。時間がスクラッチをしているかのように、速度を激しく変え、気が付けば3時間も経っていた/3時間しか経っていなかった。今ここでアブストラクトに実録完全再現っ!!


・柿本論理グループ
 習作I, IIとミクストゥール(シュトックハウゼン)に重点を置いた、エレクトロニカ後における電子音楽と生楽器の融合の再考を試みる。


・Bonkura(根本駿祐ソロ)
 サンプラーディジュリドゥを使い、倍音の可能性を追求する。ディジュリドゥの渦巻くような倍音と、穏やかな空間を作るサンプラーでのトラックの融合により独自の世界を構築する。


・xico(キシコ)+市村真理子 from CyberSoundProject(慶應SFC)
 ワタシは電脳音響ガールxico(キシコ)です。脳内ニューロンとコンピュータネットワークを接続。ジャックインして、ウィリアム・ギブソンよろしくサイバネティクスな感覚に浸れる「ツール」としての音楽を目指します。今回は、もうひとりの電脳ガール真理子嬢とコラボ、ノイズギターと声を組み合わせてのパフォーマンスを御送り致しマス。


・Synapse(大庭将裕+桜沢直毅)
 ラップトップとアコースティックギター、というかけ離れた性質を持つ道具を対比あるいは混同し、演奏と編集、作曲と即興の別を解体・再構築するプロジェクト。
大庭将裕(laptop):自己のライブ・アンビエントカルテット「ねむり」等で活動、これまでにHeadphone Science、sim、Fourcolorとの共演やyaporigamiのリミックス等を手掛ける。
桜沢直毅(guitar):フリー・インプロビゼーション、微弱音、非楽音をアコースティックギターによって追求、舞踏とのデュオや「遠い都」でのJapanoise Night!をはじめ各方面で活躍する。


http://mixi.jp/view_event.pl?id=27603277&comm_id=2965790


柿本論理グループ
柿本論理(laptop)
本田琢也(el-upright bass)
Zn(el-upright bass)
僕は柿本論理グループということで、エリック・サティのVexations(ギネス公認の世界で一番長い曲)を二台のエレクトリックアップライトベースとラップトップで編曲してやります。初ラップトップ。