Syrup16g / Syrup16g

Syrup16g

Syrup16g

Syrup16gはメンヘラが自虐的快感、自虐と絶望の底で可哀想な自分に浸るナルシズムを増徴するための装置であるとした場合、このアルバムはM-1(ニセモノ)以外全くその機能を果たしていないと言ってよい。
五十嵐隆の現状と心境なんてものはどうでも良い。なまじっか明るい、アコギやクランチギターのジャカジャカしたストロークの弾き語り調の曲はいらない。深いコーラスのかかったギターとどうしようもなく死にたくなる歌詞を求めていたのだから。Syrup16gは僕らがマスターベーションをするためだけにあるのだから。