二代目はクリスチャン・マークレー


最早オススメの音楽の紹介ではなく自分の調べ物メモへとなりつつあるこのコーナー。
79年*1からターンテーブルの演奏キャリアをスタートさせている第一世代の「ターンテーブル奏者」、Christian Marclay。
美術畑の人間で、メディアそのものに対するコンセプチュアル・アート側面が非常に強い人。音楽面ではいわゆるレコードを楽器とするDJではなくターンテーブルそのものを楽器、道具として捉え、針のノイズや音飛びまでを演奏としてレコードのコラージュ(上の映像で見られます)まで行った最初の人。80年代、NYのJohn Zornがマークレーに興味を持って呼び出し、幾多のセッションを行ったことはゾーンが映画マニアでありフィルム編集やBGMから音楽性に大きな影響を受けて「カットアップ」に興味を示していたことと、マークレーがレコードというメディアによって過去の音のコラージュによる「カットアップ」を生み出していたことによると思われます。
徐々にレコードというメディアが効力を失うにつれ彼はレコード以外のメディア(やっぱり上の動画で見られますね)による作品を発表するようになります。
ごめんなさい大友良英の文章*2劣化コピーになりました。





これ初めて見たとき笑い死にしそうになった。特に交響曲5番(カラヤンのベートーベン5番のジャケの下にレオタードの女性の下半身のジャケが重ねてある奴。)を最初に見て窒息死しそうになったんだけど、あれはネット上にないっすね。


一応参考文献
Christian Marclay interview vol.1

アヴァン・ミュージック・ガイド

アヴァン・ミュージック・ガイド

*1:DJとしてブレイクビーツを繋ぐ行為はクールハークが73年に始めたらしい

*2:アヴァン・ミュージック・ガイド