秒速5センチメートルの小沢一郎

練習棟は防音壁とコンクリート、灰色の絨毯という見事な白と灰の色彩、狭い空間、独特の匂いなどSAN値を削る要素が満載(写真をうpしようとしたら先日携帯を落とした衝撃でカメラが壊れていた。ウォークマンも落としたせいで勝手に一時停止をする。自分の物に対する扱いの荒さにうんざりする。だがそれはまた別のお話。)なので何かポスターでも貼ろうかと考えあぐねた(アグネス・チャンのようだ。女は海と歌っていたのは誰?テレサ・テン?)末、ニュータイプを買ってらき☆すたのポスターを貼ってはどうかという計算結果を僕のマザーコンピューター(おばあちゃん)がはじき出しそうになり、そんな典型的アニヲタのような行動は言語道断であると私を断罪(美しき人間の自由意志!)、これだから昭和生まれのコンピューターは…と何かポスターを探したところベースマガジン付録のマーカス・ミラー。しかし私はマーカス・ミラーが嫌いだ。ベケベケスラップでメロディ弾きやがって。そんな典型的ベース小僧になってたまるか、残るは自分の部屋にあるスペ
シャルズのポスター、スペシャルとは粋である。しかしながらさすがは2TONEレーベル、見事に市松模様は白と黒のみであり、こんなものを練習棟に貼ったところでサム・プレコップ(北斗の拳の断末魔あたりで「ぷれこっぷ!」なんてのがあってもいい気がする)、結局のところ私の練習室には小沢一郎のコラージュが貼ってある。少年は憧れのロックスターのポスターを貼るものだ。僕のロックスターは小沢一郎なんだ。