大学に行って練習づくめの閉塞感を味わうことはせず、図書館や古本屋をぶらついて思春期の閉塞感を堪能している。グミチョコパイン的な。もうそんな歳でもなかろうということで若干の違和感を覚えながら。それが19(ジューク)なのだよ、君。少年と青年の間、思春期の終わりに戸惑う心を切々に書き表わして角川ナントカノベル賞とか貰うのだよ。いやはやまいったね、すっかり売れっ子作家だよ。揺れ動く19の心を描いたお金でワカメ酒なんかをいただくわけよ。まったく大人って汚いね。僕はそんなばっちい酒飲みたくなんかないよ。