小泉文夫大先生の著書を何か読もうと思い図書館で適当に選ぶ。小泉氏の死後編集されたものなので氏の意思が完全に反映されてはいないものの、世界中の
民族音楽について一通りぐるっと。これはためになることが多すぎてかいつまんでまとめられないわ。日本から東アジア中東南米
インドネシアヨーロッパアフリカオーストラリアその他色々一通りぐるっと。狩猟、農耕、
遊牧民族の音楽性の違いだとか、血統的に近い日本人と
イヌイットの音楽の比較だとか、世界のわらべ歌の比較だとか、ラーガとターラの基本構造だとか、
ペルシャ音楽の四分音だとか、中東とヨーロッパが混ざり合うトルコ音楽だとか、
ガムランだとか、ジプシー音楽とジプシーでないスペイン音楽だとか、東アフリカと西アフリカ、西は中東やイギリスフランスの影響が濃い話だとか、もう挙げるときりがないので興味のある人は自分で読んでください。あぁ、クレツマーは無かったね。