森の学校

皮を剥がれ、目を刳り貫かれ、人体模型のように成り果てた腐れかけの兎が口許に前足を遣って、二足歩行、上目使いでこちらを見てくる。彼は黒板消し程度のサイズで、ラーフルやチョークと共に佇んでいる。日直の文字の下に。兎が。彼はあきこさんと同じ日に日直らしい。あきこさんもいい迷惑だ。