未来予想図

何の趣味も持たず、適当にテレビジョンを毎日眺めて、下らないバラエティにハハハと笑い、月曜日にはまた青い顔をして会社へ行き、中間管理職としての板挟みのストレスを感じながら、残業残業、家に帰ると妻は寝ていて、ロクな飯も無く、風呂に入って寝るだけ、ああ、可愛いあの娘はいつからこのような豚に成り果てたのだらう、可愛い娘は何故私を害虫のように扱うのだらう、私は社会の働き蟻として、歯車として、重圧に耐えながらボロボロになってゆくのだ、頑張っていい大学を出て、頑張っていい会社に入って、頑張って働いて、老けてゆき、死んでゆく。何の楽しみも無かった。全てはまやかしであった。なんと悲しい人生であろうか。ははは。