夕陽が綺麗なので僕は無性に写真を撮りに行きたい衝動に駆られてデジカメはどこだ!?と叫び家の中をドタバタしてデジカメを見つけたのはいいが電池が無かったので更にドタバタ。
挙句見つかったのがマンガン電池でA型の僕はこういうスッキリしないのが大嫌いだなんて考えつつもとりあえずボサボサの頭でカメラを首から下げて家を飛び出した。
カメラを首から下げてるとカメラ小僧みたいで嫌だと2秒後に家に戻りカバンにカメラを入れてユニクロの伸びたTシャツで再び自転車に乗って飛び出した。
近所の橋まで全力で走り真ん中に辿り着いた辺りでビュービューと吹く風の中夕陽を撮ろうとした、ピー。なんだこれはメモリの残量が無いじゃないかと叫びたい気持ちになるがここで叫べば周りから変人扱いされるであろうことを考え叫ばずにブレた猫の写真を消して行くが1枚消して撮ろうとすると、ピー。まだメモリが足りないと言うのか、僕は焦って更にブレた猫の写真を消した。親の仇のように消して消して消し狂った。ワイは…ワイは世界一の男になるんやー!!


夕陽は沈んでいた。
悔しいので夕陽の沈んだ空を撮った。終わり。