船を立てる 上・下
おすすめ度の平均:
ノスタルジック復刊に感謝!言葉に出来ないこの世界を是非堪能して下さい
作品自体は星5つ
おすすめ度の平均:
すごい泣いた。・゚・(*ノД`*)・゚・。'`ゥパレードは続くべきなんだ
そうさ
パーティーは
いつか
終わるけれど
終わるから
また
パーティー
しましょ
セリフ、表情、コマ割り全てから寂寞感と、かすかな幸せが漂う。
青臭い10代の時に読んでいればこの漫画は僕のバイブルとなっていただろう。今は、ちょっと素直に受け取れなくなってしまった。
陳腐な形容だが、村上春樹の世界観を漫画にしたらきっとこんな風だろう。
想像の中のフロリダ州。広大で白くドライな空気の中で充実した、それでいてどこか寂しい生活をするアシカ達。
日本製のラジオからビリー・ホリデイが流れ、サブタイトルには欧州映画の邦題、ドリフターズ、北京と人民服。
ところで主人公の煙草とコーヒーはクジラの解体を生業としているのだけれど、シーシェパードが突っ込んでこないかなぁと思わずにはいられない今日この頃。