津雲一のあらまし

津雲は27歳、無職。大学卒業後大手家電メーカーに就職するも「肌に合わない」と言って一ヶ月で退職。その後イラストレーター、ミュージシャン、小説家などを目指すも三日で挫折。部屋には原稿を丸めた紙屑、こけし、中学の美術で作ったブロンズ像、チョロQ海洋堂の妖怪フィギア、大学の校章が入った安物の腕時計、紫水晶、ライスペンダント、漫画サンデー、弦の切れたレスポール、鼻紙、カップラーメンの殻、Puffyのシングル、その他渚にまつわるエトセトラ